理論的ないいわけとワガママ体質

喧嘩をすると、男は理論的に順序を追って話をすることができるが、女は感情最優先で話をしてしまう。
私は男脳だと思っていたが、年齢を重ねるにつれて感情最優先になってきていて、危ない傾向だ。
感情的になって、怒りをぶつけるのは嫌われる。

そんなことは誰でも分かっていて、好きで激高しているわけではない。
あふれ出す涙を止められなくて、これまでの不満がどんどん口から出てしまって、自分で何を言っているのか分からない。
そんな私を否定しないでよ!と言ってしまう。

冷静に分析している今、考えてみると、女って面倒くさい。
相手を責めず、怒らず、涙を流さない。
そんな風に喧嘩や別れ話をしましょう、と言われたところで、それができる女は元から恋愛感情が冷めていたんだろうきっと。
好きだから冷静になれ、とは無理難題なのだ。

10代のときの方が、冷静に話すことができていたように思える。
別れ話に発展するほどの喧嘩をしても、はい分かりました、とあっさり。
激高するのが億劫だと感じていたということは、そもそもそんなに好きじゃなかったんだろうきっと。

好きだからと許されることもない

今となっては、押しつけがましく、ワガママ。
あなたのことを考えて言ってるのよ!という名の自分の意見のごり押しオンパレードだ。
だから、お互いの道を歩むために別れました、という芸能人カップルを見ても、きっと冷静ではなかったんだろうと思う。

会見を開くときには冷静だが、その場では叫んだり、泣いたり、地獄絵図だったと思う。
理論的になれる相手とはもともと恋に落ちないだろうし、感情がセーブできないから恋が始まった。
だから、終わるときもセーブできない。
いくつになっても私はこうだろうな。

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