彼は妻ありと知りながら不倫関係に。そんなある日、二股と知り我慢しながら3年も時間を費やしてしまいました
新社会人になったばかりの年。配属された部署に彼はいました。たまたまデスクが向かい合わせだったのもあり、ムードメーカーだった彼はよく話しかけてくれました。
年は10歳も離れていましたが、当時の私には「大人の男」に見えて憧れから好きになるまでにそう時間はかかりませんでした。奥さんがいる事は知っていたので気持ちを打ち明ける事はしませんでしたが、ある日会社で残業した時に、先に帰ろうとした私に「帰るの?俺ももう帰るから一緒に帰ろう。」と言ってきたのがきっかけでした。
その会社はみんなフランクな感じだったので、そういう事は誰とでもありましたし、誰と帰ってもあやしいとは思われませんでした。その時はただ、同じ電車で帰っただけでしたが、その電車の中で「今度一緒に飲みに行こうよ。」と誘われてすぐOKしました。
多分この時すでに私が彼に好意を持っていたのはバレてたのかもしれません。後日、約束通り飲みに行きどちらからともなくそういう関係に。盲目になっていた私は「彼の特別」になれたのだと舞い上がる程嬉しく思ってました。それから会社ではいつも通りに過ごし、外では恋愛関係を続けてました。
あまり会えなかったりもしましたが、私は割りきっていたので奥さんに嫉妬する事はなかった為、不満も言わずに付き合っていました。そんな日々が続いたある日、会社で彼と別の部署の女のコが付き合っていると噂で聞きました。しかも2人も!
最初は噂は噂、と流して聞いていましたが、本当でした。1人は元愛人でしたが、もう1人は私とかぶってました。奥さんには嫉妬しませんでしたが、同じ愛人となると嫉妬で泣きそうでした。彼にこの事も問い詰めましたが「付き合ってないよ」の一言。
その時は信じたい思いからそれ以上は問い詰めませんでしたが、それからしばらくして彼と噂の彼女が夜会っていた所にたまたま遭遇。私も同僚と一緒だったのでその場では平静を装ってましたが、なんだか馬鹿馬鹿しくなって、血の気が引くように愛も冷めていき、後日彼に別れを告げました。
会いたいのに会えない辛さや苦しさに耐えながら燃え上がっていたあの3年。今ではほんともったいない時間でした。