「モテ本」にも良く登場し、モテテクニックとして言われているのが「ボディタッチ」についてだ。
30歳が近づいてきて、このボディタッチは年齢別に正しい作法があるなぁと感じている。
中学生や高校生の内は、共学のクラスに通っていればクラスメイトに男女がいるのが当たり前だ。
だからこそ、挨拶をするタイミングや会話をしているときのリアクションのタイミングでもボディタッチはしやすい。
サッカーでゴールを決めたときのハイタッチかのような爽やかさや甘酸っぱさを、大人になった今は懐かしく思う。
何の気なしに、気軽にタッチして良い年頃。
大学生以降は、女子からのボディタッチにも、男子が期待するボディタッチにも意味を持つ。
恋が始まるきっかけとして大きく貢献してくれるだろう。
勘違いしやすい年齢だから、「特定の人だけに」ボディタッチをすべき。
そして20代中盤のボディタッチはよこしまな気持ちをはらんでいる。
バーやクラブに居て、一杯ワイングラスをごちそうしてもらいたいときに、音が大きいのを良いことに「久しぶり!乾杯する?」と軽く腕をつかむ。
こちらとしては、爽やかで気さくな挨拶を演出しているのだが、向こうはやすやすとワインをごちそうしてくれる。
しかし、ボディタッチの安売りについて、抵抗がなくなるのがこの年の女。
あまりにもタッチしすぎて、「軽い女で危険そう」、と噂されないように気を付けなきゃいけない。
私もこの年代に付き合った彼から後日、やたらと最初からタッチが多かったんだけど、あれ何だったの?と聞かれた。
まさか、ごちそうしてもらうため、だとは言えないよねぇ。
30歳をすぎると、「おばちゃんタッチ」になりがちだ。
あくまでも上品に、上品に。